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ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索) … 山間に舞うように

2009年04月29日 12:51

 自宅のある日野の雑木林の水辺近くで、淡い赤紫色に咲く春の草花を見つけました。


ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)

写真の撮影地 京都市伏見区日野(ジロボウエンゴサク次郎坊延胡索)の写真をクリックすると大きな写真でご覧頂けます)


 ジロボウエンゴサク次郎坊延胡索)といいます。まるで宙を舞うような楽しげな姿に惹かれて、写真に撮ってみました。


 それにしても、ジロボウエンゴサク、って。ずいぶん変わった名前でしょう?


 分類上は、ケシ科ケマン属(キケマン属)の多年草で、草丈はおよそ20cmくらい。学名は、Corydalis decumbens(コリダリス デクンベンス)といいます。


 関東・中部地方より南の本州、四国、九州の山里や畑、草地の半日陰のようなところに生育しています。

 ジロウボウエンゴサク次郎坊延胡索)という名前は、主に三重県南部の伊勢地方の方言で、スミレ(菫)のことを太郎坊というのに対して、次郎坊と呼ばれていた事に由来します。


ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)

写真の撮影地 京都市伏見区日野(ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)の写真をクリックすると大きな写真でご覧頂けます)


 すこしアングルを変えて撮ってみました。こちらの方が、さっきより宙を飛んでいる雰囲気があるでしょ? 表情もどこかユーモラスで。

 草花の写真は、ほんの少し立ち位置やアングルを変えるだけで、こんなふうに違った印象になります。そこが花写真の楽しいところかもしれません。


 ジロウボウエンゴサク次郎坊延胡索)の花には(きょ)と呼ばれる部分があります。

 袋状のポケットのような部分です。これを距といいます。スミレ(菫)にもあります。


 伊勢地方では、この距の部分を引っかけて互いに引っ張り合うという子供の遊びがあるそうです。


 オオバコの草相撲と同じですね。先にちぎれた方が負けです。


 ジロウボウエンゴサク次郎坊延胡索)の場合は、花相撲といった方がいいかもしれませんね。


 ジロウボウエンゴサク次郎坊延胡索)の花は、ほとんどの場合ご覧いただいているように淡い赤紫色をしていますが、まれに白い花色もあるようです。



ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)

写真の撮影地 京都市伏見区日野(ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)の写真をクリックすると大きな写真でご覧頂けます)


 ジロウボウエンゴサク次郎坊延胡索)には、よく似た仲間がいます。


 たとえばヤマエンゴサク山延胡索)。


 花の形はジロボウエンゴサク次郎坊延胡索)と同じですが、淡い青い花色をしています。


 見分けるポイントは他にもあります。


 ヤマエンゴサク(山延胡索)の茎には、ちいさな鱗片(りんぺん)状の葉が生えていますが、ジロウボウエンゴサク次郎坊延胡索)にはそれがありません。だから、ジロウボウエンゴサク(次郎坊延胡索)は写真のように、茎がすっきりしています。


 また、写真では確認しづらいとは思いますが、花柄の付け根にある苞葉という部分に切れ込みがあるのがヤマエンゴサクの特徴です。


 ジロウボウエンゴサク次郎坊延胡索)の苞葉にはその切れ込みがありません。(切れ込みがあるジロウボウエンゴサクもいるようですが、ごくまれなケースには違いないようです)


ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)

写真の撮影地 京都市伏見区日野(ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)の写真をクリックすると大きな写真でご覧頂けます)


 ジロボウエンゴサク次郎坊延胡索)は、ちょうど唐辛子を細くしたような、およそ2cm位の果実(種子)の鞘(さや)を作ります。


 種子が成長してくると茎が倒れて、開いた鞘から黒っぽい種子がこぼれ落ちる仕掛けになっています。

 種子には蟻の大好物、エライオゾームというものがついています。ジロボウエンゴサク次郎坊延胡索)の賢いところはここです。長い進化の過程で、子孫を残すために種子の運び役に蟻を利用することを思いついたのです。


 とはいえ、いかに働き者の蟻たちだってボランティアで種子を運んではくれません。なにかごほうびが必要です。


 そこで、ジロボウエンゴサク次郎坊延胡索)は考えました。その結果、蟻の大好物、エライオゾームを自分の体の中で作りす仕組みを手に入れのです。


 地面に落ちた種子のエライオゾームが欲しい蟻たちは、せっせと種子を巣まで運びます。蟻たちが欲しいのはエライオゾームだけですので、いらなくなった種子はそのまま巣に放置されます。

 放置されたジロボウエンゴサク次郎坊延胡索)の種子は、暑い夏も厳しい冬も関係のない快適な土の中で過ごし、鳥たちに食べられる心配をすることもなく、翌年の春にしっかり芽を出すのです。


 ジロボウエンゴサク次郎坊延胡索)のすばらしい知恵ですね。


 同じ目的で、蟻の大好物、エライオゾームを作り出す植物は他にもいます。


 春の野に咲く赤紫色の草花、ホトケノザ(仏の座)です。


 ホトケノザ(仏の座)の知恵については、ホトケノザ(仏の座) … 淡い秋の花色と、したたかな戦略と、をご覧ください。


 ちなみに、漢方には、エンゴサク延胡索)という名前の生薬があります。


 生薬として使われるエンゴサクは(延胡索)はこのジロボウエンゴサクとは別種のものですが、どちらも地中に塊茎(球根のようなものです)を作ります。

 薬用成分も共通していることから、このジロボウエンゴサク次郎坊延胡索)も生薬のエンゴサク(延胡索)の代用として鎮痙、鎮痛、頭痛、腹痛、生理痛などに用いられることもありますが、その主成分は有名なアルカロイド系の植物毒です。


 アルカロイド系の植物毒を持つ植物としてはトリカブトが有名ですね。トリカブトのアルカロイドはアコニチンと呼ばれ、常用すれば命さえ奪うかなり危険な猛毒です。


 アルカロイドは使い方によっては薬ともなりますが、十分な知識を持たずに使用するのは危険ですのでやめましょうね。(誰もしませんよね、ふつう。そんなこと)


 関東地方北部には、ミチノクエンゴサク(陸奥延胡索)というヤマエンゴサク(山延胡索)によく似た淡く青い花色を持つ仲間もいるようです。

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