2008年11月07日 02:06
写真の撮影地 京都市伏見区日野(写真をクリックすると大きな画像でご覧頂けます)
昨年の11月3日に、”ダイモンジソウ(大文字草)”というタイトルで、私の自宅近くにあるおうちで咲いている、白いダイモンジソウ(大文字草)をご紹介させていただきました。
その同じおうちにまたおじゃまして、今年のダイモンジソウ(大文字草)を撮らせていただきましたので、ふたたびご紹介したいと思います。
昨年の白いダイモンジソウ(大文字草)は、今ご覧いただいている、野に咲く花の写真館のタイトルバックにも使わせていただいています。
写真の撮影地 京都市伏見区日野(写真をクリックすると大きな画像でご覧頂けます)
今年は、淡い薄紅色が新しく仲間入りしていました。
写真の撮影地 京都市伏見区日野(写真をクリックすると大きな画像でご覧頂けます)
白い花色のダイモンジソウ(大文字草)も増えていました。この白いダイモンジソウ(大文字草)は昨年撮らせていただいたものによく似ていますが、別の個体です。
昨年撮ったタイトルバックの写真と比べてみてください。花弁の形が違うのがご覧いただけますでしょうか?
こんなふうに、ダイモンジソウ(大文字草)は、共通の特徴を持ちながら、よく見るとそれぞれに違った個性があります。
写真の撮影地 京都市伏見区日野(写真をクリックすると大きな画像でご覧頂けます)
ダイモンジソウ(大文字草) ユキノシタ科ユキノシタ属の多年草 Saxifraga fortunei
生育地 山地の冷涼な渓谷の岩場
分 布 日本全国(沖縄を除く)
花 期 7月~11月頃
ダイモンジソウ(大文字草)の花言葉は、”自由・節度”
自由と節度。一見相反するような花言葉ですね。その両方を併せ持つのはなかなかに難しいことですが、このダイモンジソウ(大文字草)を見ていると、この花言葉の意味がわかるような気がします。
自由と節度。心がしゃんとしてさえいれば、本当はとても簡単なことなのかもしれません。
ダイモンジソウ(大文字草)という名前は、ご存知のように、花の形が漢字の”大”の字に似ていることからつけられました。
同じ仲間に、”ジンジソウ(人字草)”、あるいは”ユキノシタ”というのがあります。
こちらは、ダイモンジソウと比べて、上3枚の花弁(花びら)が極端に短かいので一目で区別することができます。
ダイモンジソウの草丈は10cmから、大きいもので30cmくらいになります。
野生の花色はおおむね白い花が主流ですが、生育する環境に応じて変種も多く、微妙に花弁(花びら)の形や色が違います。
山野草として人気が高く、多くの愛好家がおられます。 また、園芸品種として、花色や花の形も豊富で、最近はここのおうちに咲いているような、赤い花色が特に好まれる傾向にあるようです。
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コメント
りんがむ | URL | -
イノぶたさん、ようこそ、おこしやす。
イノぶたさんは、ダイモンジソウ、はじめてだったのですね。
なんだかお役に立てたようでうれしいです。
イノぶたさんのお母様は、ひかえめな奥ゆかしい山野草がお好みなのですね。
野山で咲いているのを見つけるのは、ちょっと難しいかも知れませんが、そういいながら案外かんたんに出会えたりすることもありますから。(お花屋さんとかなら、きっと置いていると思いますよ)
見つかるといいですね。
( 2008年11月10日 23:53 [編集] )
イノぶた | URL | -
Re: ダイモンジソウ(大文字草) … 薄紅色のこれもまた秋
こんばんは!!
初めてみました!!すごく可愛いですね。形も個性的です。
うちの母が好みそうです。^^)
ちょっと調査をして見ます。
でも 山で咲いてる姿・・・いいのでしょうね ^^)
( 2008年11月09日 18:57 [編集] )
りんがむ | URL | -
かげさん、ようこそ、お忙しい中、おこしやす。
山野に自生するダイモンジソウなんて、もう何年も見ていません。貴船か鞍馬か愛宕山か、どこでもいいからさまよってみたいのですが、なかなか時間がなくて。
”谷間のコケのついた岩にへばりつくように花を咲かせている姿……”
いいなぁ、すてきなんでしょうね。夜が明ける頃の、朝露をまとう大文字草の姿を想像してしまいました。(もう妄想に近いです)
ウチワダイモンジソウというのもあるのですね、って……。
かげさん!、かげさんってば、どうして撮り忘れるのですかっ!(うるうる……)
ところで、三鷹の森ジブリ美術館に行かれたのですね。
シータが叫ぶ、”パズー!・パズー!・パズー!”の声を思い出してしまいました。
( 2008年11月09日 00:28 [編集] )
かげ | URL | h8SlrcxY
Re: ダイモンジソウ(大文字草) … 薄紅色のこれもまた秋
ジンジソウやダイモンジソウなんて、おもしろい名前をつけたもんですね。
先日、出張先で野生のダイモンジソウを見ました。
谷間のコケのついた岩にへばりつくように花を咲かせている姿、なんともいえませんね。
愛好家がいるのもうなずけます。
ウチワダイモンジソウというのもあったんですが、撮り忘れました・・・
( 2008年11月08日 23:37 [編集] )
りんがむ | URL | -
utugiyuさん、ようこそ、おこしやす。
utugiyuさん、お疲れ様、よく頑張ってますね。
ダイモンジソウ、初めてでしたか? って、そりゃそうですよね。
沖縄では分布が確認されていないし無理もありませんね。
楽しんでいただけて何よりです。
マグカップ、いいですね。そういうのがあれば私も欲しいです。
utugiyuさんのオリジナルグッズのとなりに並べてもらえると、それだけでうれしかったりします。
( 2008年11月08日 23:08 [編集] )
utugiyu | URL | -
Re: ダイモンジソウ(大文字草) … 薄紅色のこれもまた秋
りんがむさんこんばんは!ダイモンジソウ、初めて見ましたが、すごくかわいらしいですね!花弁が二枚だけ長いのも面白いですが、中央から丸いぽっちりがついた・・・なんて言うのでしょう、真ん中から延びたものもすごく愛らしいです。このままマグカップの柄など、雑貨グッズになって欲しい感じです。
( 2008年11月08日 22:03 [編集] )
りんがむ | URL | -
さざなみさん、ようこそ、おこしやす。
いろいろと抹香臭いことを申し述べ立てたこと、ごめんなさいね。
心沈みがちな事ばかりが、身体のチカラも、前を見つめるチカラさえも奪ってゆくことが時としてあります。
けれど、それは結局”時としてそういうこともある”だけで、少しばかり時間が過ぎれば、
”なんてことはないね、だってもう元気だし”
そういうものかもしれません。
私たちは、昨日にとらわれて、そこに何か意味があるのではないかと探り探り生きてしまいますが、少なくとも野の花たちには、過去はありません。
ただ、今があるばかりです。
どちらがよいのか私にはわかりませんが、とにかくいつもの姫様の元気が戻りさえすれば、きっとだいじょうぶ。
大丈夫ですって。
( 2008年11月08日 21:48 [編集] )
りんがむ | URL | -
なつさん、ようこそ、おこしやす。
新しいステージでの再出発とのこと、その道の実り多きことを心から願っています。
これまでのことにひとつの区切りをつけ、新しい自分を求める心持ちになられたことを、本当にうれしく思っています。
”眼明らかなれば、途(みち)に触れて皆宝なり”という言葉があります。
真言宗の開祖、空海聖人の”性霊集(しょうりょうしゅう)”にある一節で、”心暗きとは、遭うところ、ことごとく禍なり”という一文に続く言葉です。
平たく言えば、”幸不幸は、自分の外にあるのではない、自分の心のありようが、幸不幸そのものなのだ”みたいなかんじかな。
”まなざし”の清らかさが、肝心だと教えてくださっているのですね。
私は詩の事はよくわかりませんが、心に映るものを描く手段として、言葉も画像も同じと考えています。
だから、恐ろしいと思うこともあります。
その心根を見透かすほどの透明な洞察力を持った人の目には、私の写真に宿る私自身も気づかない幼稚でよこしまな思いが見えてしまっているのではないか、という不安です。
それは言葉も、日々の振る舞いも同じだろうと思います。
言葉は、言霊というくらいですから。
なつさんの”これから”のご成長を心から、祈っています。
( 2008年11月08日 21:29 [編集] )
さざなみ | URL | LtMzB4og
Re: ダイモンジソウ(大文字草) … 薄紅色のこれもまた秋
花弁が長いのがあって、漢字の 『大』 に見えるなんて不思議なお花です☆⌒(*^-゜)人(゜-^*)⌒☆ネェ-!
白もピンクも可憐で、控えめな日本人特有の美しさを醸しだしてますよね♪
初めて見させていただきありがとうございます。
それから、いろいろと暖かいお言葉をありがとうございました。
( 2008年11月08日 20:29 [編集] )
なつ | URL | -
Re: ダイモンジソウ(大文字草) … 薄紅色のこれもまた秋
こんにちは。
いつも訪問ありがとうございます。
これからは、
一行詩のほうをメインに
展開していくつもりです。
当分、優しい風になりたい
こちらのほうは、お休みします。
今まで、あたたかいコメントを
ありがとうございました。
そして、これからも
どうぞよろしくお願いします。
( 2008年11月08日 15:17 [編集] )
りんがむ | URL | -
popoさん、ようこそ、おこしやす。
お花屋さんとかで並んでいる時には、まだ花をつけていないものも多かったりするので、葉っぱだけだと、”何これ?”といったかんじだろうかと思います。地味ですものね。
ダイモンジソウは、実際どんな花を見せてくれるのかは、育ててみないとわからないことが多い花でもあります。(いちおう参考写真などを添えてくださっている花屋さんもありますので、花色くらいはわかるとは思いますが)
気に入っていただけたのであれば、どの写真でも自由にお持ち帰りください。すべてさしあげます。(そんなにはいらないよ、とか言われそうですが)
山野草はどれもにみなそうですが、とてもデリケートで、生育環境に大きく依存して生きています。限られた環境のなかでしか生きることができません。
ほんとうに心して育てないと、ここのおうちのようには咲きません。だから、私にはまだ自信がなくて、手が出せないでいます。
でも、popoさんの心の空の下なら、あるがままに、のびのびと咲くことができるかもしれませんね。きっと、そうだと思います。
去年よりもうまく撮れていると言っていただけたこと、たいへんうれしく思っています。今、背中に羽が生えてます。舞い上がってます。
いつも、ありがとね。
( 2008年11月08日 06:02 [編集] )
popo | URL | DMUUwyv6
Re: ダイモンジソウ(大文字草) … 薄紅色のこれもまた秋
こんばんは~りんさん。
タイトルバックの花が何か知りたかったから、聞いてみようかと思っていたところです。
大文字草だったんですね~
先日デパートの花コーナーでまだ咲いていない鉢を見かけましたが、どんな花か分からずに素通りしてしまいました。残念!
でも去年の写真と並べて比べてみると、確かに違うのがわかりました。
同じ花でも、違う姿を見せてくれるなんて・・・♪
なんて素敵なことでしょう。
白も好きですが、薄紅色も見ると優しいピンクに白と黄色が映えますね。1番目と3番目のお写真、感謝して頂きますね~♪
こんなに沢山の花をつけるんですか?かなりびっくりしました。
自由に踊っているような花の姿にうっとりしてしまいました。
そして去年より更にりんさんの腕が・・・上達されているのが分かります。花たちも喜んでいるでしょう。
m(._.)mアリガト
( 2008年11月08日 02:34 [編集] )
りんがむ | URL | -
Tomoさん、ようこそ、おこしやす。
ダイモンジソウは、かなり地味な花で、たとえば花屋さんとかに並んでいても、あまり顧みられることがないようです。どちらかと言えば、年配の山野草愛好家の花、といったかんじですね。
育てるにしても、自然の中の生育環境を忠実に再現してあげないと、こんなにうまく咲いてはくれません。
この写真を撮らせていただいたおうちの方は、はっきり言ってダイモンジソウのプロです。
”持って帰っていいよ”と言ってはくださいますが、そのたび遠慮させていただいています。
このおうちで咲く方がきっといいに違いないから。
でも、こうやって写真を撮るくらいならできます。
いまはそれで十分だと思っています。
Tomoさんの叔父様も菊のプロのようですね。
ブログに掲載されていた菊のお写真拝見しました。
繊細な細い細い花弁の菊、とってもすてきでした。
楽しませていただきました。
ありがとうございます。
( 2008年11月08日 01:10 [編集] )
りんがむ | URL | -
なつさん、ようこそ。
すてきな詩をありがとうございます。
野の花たちは、私たちの頭の上に広がる空とは別の空を持っています。
野の花のたたずまいと、野の花がただそこにあるというだけで広がる、大きな内なる空です。
野の花たちは皆、そういう内なる空を持っています。
人の中にも、そんな内なる空を持った方がおられます。
私はその方の内なる空で遊び、大きく伸びをして、胸一杯に深呼吸をするのです。
いつかそんな人に、なりたいものですね。
( 2008年11月08日 00:50 [編集] )
りんがむ | URL | -
あざみさん、ようこそ、おこしやす。
あざみさんのバラと蜂のお写真、ついさっきまた見に行ってしまいました。
何度見ても、いいですね。良く撮れています。
ダイモンジソウは、普通に見るとちいさく可憐ではありますが、これといって自己主張する花ではありません。
もともと日本の山野草はどれもそうなのですが、その中でもダイモンジソウ(ユキノシタ一族)はひとつひとつじっくり見てゆくと、それぞれに個性があってけっこう楽しいものです。
そんなことから、愛好家の方たちにも大切にされているのでしょうね。
”のびやかな筆遣いの大文字” そんなダイモンジソウを見つけたときには、ただそれだけでうれしくなってきます。
( 2008年11月08日 00:37 [編集] )
Tomo | URL | -
Re: ダイモンジソウ(大文字草) … 薄紅色のこれもまた秋
こんばんは。
特徴ある花びらですね。
それに大文字の形が見えてとても素敵です。
いいものを見せていただきましたあー。
( 2008年11月07日 19:52 [編集] )
なつ | URL | -
Re: ダイモンジソウ(大文字草) … 薄紅色のこれもまた秋
おはようございます。
のびやかに
空へ 舞い上がれ
遥か彼方
果てしない あの空へ
淡い色の思いは
いずこの君へと 飛んでいけ
( 2008年11月07日 11:07 [編集] )
あざみ | URL | HYjkyH3s
Re: ダイモンジソウ(大文字草) … 薄紅色のこれもまた秋
おはようございます~☆
ダイモジソウって種類あるんですね、
初めて知りました、文字の格好がそういえば少し違いますね。
わぁ~本当に楽しい可愛いお花ですね。
( 2008年11月07日 07:18 [編集] )
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