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アメリカフウロ(亜米利加風露) … 万事塞翁が馬

2009年05月23日 11:21

 海と山に恵まれたのどかな私の故郷、佐賀県藤津郡太良町から出てきた、田舎ものの友人が、つい最近まで忙しく働いていた工場へ行ってみました。


 一年365日一晩中明かりが消えることがなく、”あー、忙しか忙しかー。たまにゃあ休みがとりたかねー”とか言いながら、九州のお国言葉まるだしで、お酒を飲んでいたことが懐かしく思い出されます。


太良(たら)みかん
  ここのところの景気の低迷で工場は閉鎖。”田舎もの”は、家族とともに故郷へ帰り、今は乗せる客などいるはずもない田舎町で、タクシー運転手をしながら、家族みんなでみかん(蜜柑)を育てています。


 先日、その友人から電話があり、


 ”やっぱこっちで暮らす方が、性におうとる。おまい(おまえ)も帰ってこんか。仕事はなか(無い)ばってんが、おい(おれ)がおるけんが、心配せんでよか! うちへきて”まずいみかん”でもつくれ!”、なんてことを、のたまわっておりました。


 ”たわけたことを……”と思いながら、なによりも、元気そうな彼と彼の家族の声を聞いて、ほっとしました。


 彼にとっては、この不景気も人生の大切なターニングポイントだった、そう考えれば、結果として”よかった”といえるのかもしれません。


 いきなり話が脱線してしまいましたが、その主を失った工場の裏手で、ひなたぼっこしているちいさな花の写真を撮ってきました。


アメリカフウロ(亜米利加風露、Geranium carolinianum)

写真の撮影地 京都市伏見区納所 (アメリカフウロ亜米利加風露)の写真をクリックすると大きな写真でご覧頂けます)


 アメリカフウロ亜米利加風露、Geranium carolinianum)です。


 アメリカフウロ亜米利加風露は、その名前からもわかるように、北アメリカ原産の帰化植物で、英語の名前は、カロリナ・ジェラニウム(Carolina geranium)。


  ”ジェラニウム”という名前でぴんときた方もいらっしゃるでしょうね。


 そうです、

 園芸品種の”ゼラニウム”も、このアメリカフウロ亜米利加風露と同じフウロソウ科です。ただし、ゼラニウムはフウロソウ属ではなく、”テンジクアオイ属”ですので、仲間ではあるものの、それほど、そっくり、というわけではありません。


アメリカフウロ(亜米利加風露、Geranium carolinianum)

写真の撮影地 京都市伏見区納所 (アメリカフウロ(亜米利加風露)の写真をクリックすると大きな写真でご覧頂けます)


 以前、マツバウンラン(松葉海蘭)も、日本ではじめて見つかったのは、ここ京都の伏見だったらしい、とご紹介させていただきましたが、このアメリカフウロ(亜米利加風露)も京都に縁があります。


 マツバウンラン(松葉海蘭)の記事はこちらです。よろしければ、ご覧ください。

 マツバウンラン(松葉海蘭) … 儚げに揺れて咲く


 日本帰化植物写真図鑑icon(清水 矩宏 森田 弘彦 広田 伸七/編著 全国農村教育協会 )という本によれば、アメリカフウロ(亜米利加風露)は、”昭和8年に京都で帰化が報じられ、現在では東北地方以南に広く発生するようになった”、とあります。


 アメリカフウロ(亜米利加風露)も、日本での第一歩は、京都だったようです。


 ”どこかに見たこともないような草花はないかしらん……”、なんてことを思いながら野山をうろついていた物好きが、当時の京都にはたくさんいたのかもしれません。


 なんだか、親近感を感じてしまいます。



 ま、それはともかく。


  アメリカフウロ(亜米利加風露)は、昭和のはじめ頃輸入された牛馬の牧草などにまぎれこんでいた種子が増え広がったのではないかともいわれていますが、実際のところ、よくわかりません。

 現在では東北地方より南の本州、四国、九州の道ばたや荒れ地、畑などでごく普通に見ることができるありふれた草花になりました。


アメリカフウロ(亜米利加風露、Geranium carolinianum)

写真の撮影地 京都市伏見区納所 (アメリカフウロ(亜米利加風露)の写真をクリックすると大きな写真でご覧頂けます)


 アメリカフウロ(亜米利加風露))は春から夏にかけておよそ5mmくらいの、淡い紅紫色をした5枚の小さな花を咲かせます。


 花の色はたいてい、写真のように淡い紅紫色をしていますが、個体によっては、白いものもあります。

 仲間には、夏から秋にかけて花を咲かせる、ゲンノショウコ (現の証拠 Geranium thunbergii) がいます。

 ゲンノショウコ (現の証拠)も同じフウロソウ科フウロソウ属ですので、葉の形などに違いはありますが、よく似たところも多くあり、とくに花のあとにつける実の形などそっくりです。


 こちらが、ゲンノショウコ (現の証拠 Geranium thunbergii) さんです。


ゲンノショウコ(現の証拠 Geranium thunbergii)

写真の撮影地 京都市伏見区日野 (ゲンノショウコ(現の証拠)の写真をクリックすると大きな写真でご覧頂けます)


 ゲンノショウコ (現の証拠 Geranium thunbergii)の記事はこちらです。

 ゲンノショウコ(現の証拠) … 秋のやわらかな陽をあびて 


アメリカフウロ(亜米利加風露、Geranium carolinianum)

写真の撮影地 京都市伏見区納所 (アメリカフウロ(亜米利加風露)の写真をクリックすると大きな写真でご覧頂けます)


 畑のように養分の豊富な土地で生育している場合は、アメリカフウロ(亜米利加風露)の背丈もおよそ50cm近くにまで生長しますが、養分の少ない道ばたや荒れ地に生育しているものは、背も低く、なかには、まるで地を這うようにして生育しているものもいます。


 写真でもご覧いただけると思いますが、葉の縁や、つぼみ、萼片の突起の先端が赤くなっています。(なかには、まるで紅葉を思わせるような赤い葉を持つものもあります)


 この赤みはアメリカフウロ(亜米利加風露)に多くみられる特徴で、ここの工場の裏手のように、養分の乏しい痩せた土地に生育する個体ほど、赤みが多く現れるようです。


 葉の形にも、個性的な特徴があります。


 アメリカフウロ(亜米利加風露)の葉は、葉の付け根から3つか5つに分かれていることが多く、その先もまた分かれるといった構造になっています。


アメリカフウロ(亜米利加風露、Geranium carolinianum)

写真の撮影地 京都市伏見区納所 (アメリカフウロ(亜米利加風露)の写真をクリックすると大きな写真でご覧頂けます)


 どういう経緯かはわかりませんが、このアメリカフウロ(亜米利加風露)も、ちょっとしたきっかけで日本にやってくることになり、増え広がりました。


 そのきっかけがなければ、私たちは、いまでもこの草花をこうして身近に見ることはできなかったかもしれません。


 人間万事塞翁が馬、とかいいます。


 私自身不景気のあおりで、ずいぶんたいへんな状況になってはいますが、人生何が幸いするかわかりません。


 あまりくよくよせずに、”なんとかなるさ”、くらいがちょうどいいのかもしれません。


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コメント

  1. リラさん、ようこそいらっしゃいませ。 | URL | Gp06xE7A

    羽衣ジャスミンという文字を見ただけで……。

    リラさん、ようこそ。

    花の香りの記憶というものは、
    目で見た記憶よりも鮮明に思えるときがあります。

    コメントをいただいた文章に、
    ”羽衣ジャスミン”という文字を見ただけで、
    まるでそこにあるように甘い香りの記憶がよみがえり、
    今もその香りを感じています。

    とても不思議です。
    羽衣ジャスミンなんて、家の中のどこにもないのにね。

    葉の特徴がすこし違いましたか?
    私も近似種の区別では、よく見誤ってしまいます。
    そそっかしいのでしょうね。

    私の友人がすてきかどうかは、判断に苦しむところですが、
    つきあいが尋常ではないくらい長いですからね。
    なにせ、0歳から同じ産湯を使っていますから……。

    ありがとうございました。

  2. popoさん、ようこそいらっしゃいませ。 | URL | Gp06xE7A

    お役にたてて、なによりです。

    そうですか、芝生の間から顔を出していたのですね。

    別にpopoさんとこの芝生が痩せているなんて、
    心配することはありませんよ。
    芝ってけっこう養分食いますからね。
    そうなるのがふつうです。

    抜かないでおいてくださるなんて、
    やはりpopoさんらしいですね。

    世に、”となりの芝生は青い”なんて言葉がありますが、
    なんともうらやましい。
    ああ、うらやましい。

    私も、もっとがんばって、今度は芝生のあるおうちを買わなくちゃ。
    家は3回買い換えて、はじめて納得できるともいいますしね。

    ありがとうございました。

  3. リラ | URL | -

    Re: アメリカフウロ(亜米利加風露) … 万事塞翁が馬

     今晩は~!  りんがむさん~!
    今日のお花は、アメリカフウロ(亜米利加風露)なのですね~!
    私にとっては又々、初めての名前でした。

     ただ葉っぱに見覚えがあるような気が・・。
    羽衣ジャスミンの傍に、いつの間にか生えていたもの。

     早速、1枚その葉っぱを採って来ました~。
    アラッ! popoさんと同じですわね~。(笑)

     似ています。でも、少し丸っこいような・・。
    それに、白い小さな花ですもの。違いますわね~。
    りんがむさん、このお花、何のお花か、ご存知ありませんかしら・・?

     ゲンノショウコ (現の証拠)・・去年の丁度今頃、
    「これが、ゲンノショウコ (現の証拠)です!」 ~なんて、発表しましたら・・
    違っていました。似ているお花って、ありますわね~!(笑)

     そうそう、お国言葉って、温かいですよね~。
    りんがむさん、素敵なお友達がいらして、お幸せですこと!

  4. popo | URL | DMUUwyv6

    Re: アメリカフウロ(亜米利加風露) … 万事塞翁が馬

    こんばんは~りんさん★

    ちょっとびっくりしました。
    先日庭で、見憶えのない桃色の花が咲いたんですが、名前がわかりませんでした。
    たった1本でしたが、写真を撮ろうかなと思った時には花はもう落ちていました。葉がとても印象的でした。

    そして、この記事を拝見した時に、あ、これだったかもと思い、
    今真っ暗な庭の葉を撮影して見たんです。
    並べてみたら、全く同じ葉の形でした。
    同じ形、しかも紅葉してるんですw(゚o゚)w

    >養分の乏しい痩せた土地に生育する個体ほど、赤みの部分・・

    なるほど(笑)
    芝生の真ん中に出てきたから、どうしようか、抜かないでいたら咲いたんです。

    3番目のお写真でゲンノショウコに似てる・・と思ったら同じ
    フウロウソウ科でしたか。

    今の時期、景気がいい人がいません。
    りんさんだけではないからね。
    何とかなるさ~そのとおりです。
    そんなりんさんを見習って生きていきたいです。
    どうもありがとうv-22




  5. harabohさん、ようこそいらっしゃいませ。 | URL | Gp06xE7A

    凛としたたたずまいが美しいお写真、拝見しました。

    harabohさん、はじめまして。
    ようこそおこしくださいました。

    その場その場で、思いつくままに撮っただけの、
    粗野な写真ばかりですが、楽しんでいただけたのなら、
    とてもうれしい限りです。

    harabohさん、とても繊細な美しいお写真を撮られるのですね。
    恥ずかしいのはむしろ私の方です。
    とても良い刺激をいただきました。

    どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
    ありがとうございました。

  6. haraboh | URL | 7r4KQY7s

    初めまして

    りんがむ さん、こんにちは。
    初めまして harabohといいます。ブログ村から来ました。
    マツバウンラン、キュウリグサ、アメリカフウロ等、
    皆 綺麗に撮られていますね。緑のやさしい感じに癒される思いです。
    実は当ブログも野草を撮っており上記3点もアップしておりますが、
    貴ブログの写真を見てお恥ずかしい思いです。
    又、時々寄らせて頂きます。

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