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やはり野に置け”ミゾカクシ”…。

2014年10月07日 12:31

ミゾカクシ(アゼムシロ)

写真の撮影地 京都府八幡市 ミゾカクシ(アゼムシロ)の写真をクリックすると、大きな画像でご覧頂けます。


 稲刈りを控えた水田の周辺を歩くと、あぜ道のあちらこちらで小さな花が咲いています。草丈は高いものでもほんの15センチほど。

 名前はミゾカクシ。別名アゼムシロともいいます。

 たいていは地面に張り付くように咲いているうえに、花の大きさも1センチほどしかありませんから、背をかがめて見ないとよくわからないような小さな花です。

 うっすらと紅色のぼかしの入った白い花色と、唇形花と呼ばれる花の中でも、ちょっと個性派の花姿が愛らしい草花です。


 ミゾカクシは、水田の畦道や用水路、休耕田などの農耕地周辺の湿地を好んで生育するキキョウ科ミゾカクシ属の多年草で、いわゆる水田雑草の代表的な草花です。


ミゾカクシ(アゼムシロ)

写真の撮影地 京都府八幡市 ミゾカクシ(アゼムシロ)の写真をクリックすると、大きな画像でご覧頂けます。


 山あいの農村で生まれ育った私にとって、田んぼやそのまわりの用水路は格好の遊び場でした。水があるときはミズスマシやゲンゴロウ、アメンボがいて、その傍らにはいろんな水辺の草花がいました。ミゾカクシもそうした草花のひとつで、あぜ道や用水路を覆いつくすように咲いていたのを憶えています。

 ミゾカクシ(溝隠し)、アゼムシロ(畦筵)という呼び名も、そんな姿からつけられた名前だと、後になってから知ったのですが、最近ではそんな姿も、なかなか見ることができなくなったように思います。

 昭和の中頃の山あいの農村といえば、農耕作業も馬や牛の力を借りていたとはいえ、ほとんど人力のみですから、機械を使った計画的で効率のよい農作業が行われる現代に比べると、雑草もずいぶん生き易かったということなのでしょうね。


 ミゾカクシ(アゼムシロ) キキョウ科ミゾカクシ属の多年草

 学名:Lobelia chinensis Lour.(ロベリア シネンシス)
 生育地:水田、休耕田の畦(あぜ)道、用水路
 分布:北海道、本州、四国、九州、沖縄、台湾、中国、朝鮮半島、インド、マレーシア
 開花期:6~10月(地域によっては11月頃まで開花)


 ミゾカクシは、開花するとおしべから花粉を出す時期の雄花期と、花粉を出したあと、めしべの柱頭が現れる雌花期とがあります。こうした性質を雄性先熟(ゆうせいせんじゅく)といいます。つまり、注意深く見ると雄花期と雌花期とでは、花柱周辺の姿がすこし違うということですね。


ミゾカクシ(アゼムシロ)

写真の撮影地 京都府八幡市 ミゾカクシ(アゼムシロ)の写真をクリックすると、大きな画像でご覧頂けます。


 雄性先熟。

 あまり聞きなれない言葉ですが、広辞苑にも、”雌雄同株または両性花をつける植物で、雄花または雄しべが雌花または雌しべに先だって成熟するもの”との解説があります。

 また、こうした性質は雌雄同体の動物にも見られる現象で、雄性生殖器官が雌性のそれより先に成熟・機能する場合を雄性先熟、逆に雌性生殖器官が先に成熟・機能する場合を雌性先熟(しせいせんじゅく)といいます。

 写真の花の中央に見えている白く丸いのが雌花期の柱頭です。つまりこのミゾカクシは、花粉を出す時期の雄花期を終えて雌花期を迎えているということですね。こうした性質は、同じキキョウ科の仲間のサワギキョウや、園芸品種のロベリア(ベニバナサワギキョウなど)でも見ることができます。

 ちなみに、ミゾカクシは中国や朝鮮半島、インド、マレーシアといったアジアの国々にも広く分布するとご紹介しましたが、お隣の国、中国では、花が下のほうに三裂する個性的な花姿から半辺蓮(ハンベンレン)と呼ぶのだそうです。蓮の花を半分にしたような花、という意味ですね。

 半辺蓮は漢方の生薬名としても知られているのだそうで、福岡市薬剤師会HP福岡の薬草データベース(https://www.fpa.gr.jp/herb/)によると、日本でも利尿や腫れ物に効果が期待できる煎じ薬(民間薬)としての利用もあるのだとか。


 とはいえ、もしも近くでミゾカクシを見つけても、煎じて飲んでみようなんて気は起こさないほうが身のためかもしれません。

 というのも、野生のサワギキョウを始めとしたキキョウ科の草花には、全草にロベリンと呼ばれる猛毒が含まれているのだそうで、食べられる野草図鑑(http://3taro.crap.jp/foodplant)によると、けいれん、呼吸麻痺などの症状が現れ、ヘタをすると死んでしまうこともあるのだそうです。

 やはり野に置け”ミゾカクシ”…。野の花は心の薬草として眺めるのがいちばんなようです。


 出典および参考文献:原色日本植物図鑑(保育社)/日本の野生植物 草本3 合弁花類(平凡社)/野に咲く花(山溪ハンディ図鑑1:山と溪谷社)/広辞苑第5版/(ミゾカクシ(wikipedia)/福岡市薬剤師会HP福岡の薬草データベース(HP)/食べられる野草図鑑(HP)


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コメント

  1. popoさん、おはようございます。 | URL | Gp06xE7A

    Re:やはり野に置け”ミゾカクシ”…。

    popoさん、おはようございます。

    6年前…。そうでしたね。

    私がまだ伏見に住んでいた頃のこと。
    あれから、もう6年にもなるのですね。
    とても懐かしく思えます。

    小さな花に癒されたり、励まされたりしながら
    細々と続けてきたブログですが、
    いつも応援してくださったこと。
    ほんとうにうれしく思っています。

    なかなか成長できない私ともども、
    これからもどうぞよろしくお願いいたします。

    ちなみに、私はいまだに、ピントを合わせるのに苦労しています…。σ(^_^;)

  2. 風と桃さん、おはようございます。 | URL | Gp06xE7A

    Re:やはり野に置け”ミゾカクシ”…。

    風と桃さん、おはようございます。

    文句も言わず咲き続ける…。
    ほんとうですね。

    いちど根を下ろした場所が終の棲家、
    逃げることも隠れることもできない境涯を生きるより他に無い野の花たち。
    それに引き換え、文句たらたらの自分が情けなくなるときがあります。

    ミゾカクシ、いつか出会えるといいですね。

  3. popo | URL | DMUUwyv6

    Re:やはり野に置け”ミゾカクシ”…。

    こんばんは~りんさんe-266
    ミゾカクシ花姿も繊細で素敵ですね♪

    こちらで6年前にミゾカクシの名前を教えていただいて、その時やっと名前がわかったことで感動した記憶があります。
    こちらでは沼地で偶然みたものですから。
    小さい花なので、なかなかピントが合わなくて苦労したのを覚えています。
    まだコンデジで撮っていた頃です。

    非常に懐かしく感じます。
    足を沼地に突っ込みながら撮影したのを覚えています。

    近所では見られない貴重なお宝みたいですよ。

    6年経っても心の旅はまだまだ続きます♪

    いつも感動をありがとう!
    忙しい現実でも、心温まる記事に共感できたことを嬉しく感じますv-22
    今日もリンク応援して帰りますね


  4. 風と桃 | URL | -

    Re:やはり野に置け”ミゾカクシ”…。

    こんにちは
    路傍に咲く花達も機械化や薬で生息するのが大変ですよね。でも、文句も言わず咲けるところで咲く強さ、私も環境のせいにしないで見習わねばと反省します。細かく解釈文も付けていただき楽しみにしています。ありがとうございます。「ミゾカクジ」はじめて知りましたので、あぜ道を散歩して見ましたが見つかりませんでした。ネットの時代に感謝です。

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